会長　西島 栄治
（愛仁会高槻病院小児外科）

「小児外科と倫理」

日本小児外科学会秋季シンポジウムは一つのテーマに関して議論をつくして日本の小児外科医療に貢献することを目的にしています。今回は「小児外科と倫理」というテーマで、出生前診断あるいは胎児診断、胎児治療、遺伝子診断、臓器移植医療、緩和医療などの領域で遭遇する倫理的な諸課題をシンポジウム形式で討論したいと思います。

患者さんの立場から治療を受けることを拒否することは倫理にかなうか。医療者の立場から治療しなかったり差し控えたりすることにはどのような倫理があるか。あるいは、難治性の小児疾患に対する複数の性質の異なる治療法（無治療も含む）がある場合にその選択権はだれにあるか。日常の臨床や研究、倫理委員会で遭遇する倫理課題を持ち寄りたいと思います。倫理をテーマにするシンポジウムですので仲間意識を強く持ちながら討論しましょう。小児外科領域での倫理についてまとまって討議する機が熟してきたこの機会に、どうぞ、多数の演題をご応募いただき、討論にご参加いただきたいと思います。

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PSJM2014実行委員長
前田 貢作
（兵庫県立こども病院 /
前自治医科大学小児外科）

平成26年10月30日（木）・31日（金）の2日間、兵庫県立淡路夢舞台国際会議場におきまして「Pediatric Surgery Joint Meeting (PSJM) 2014」を開催させていただく事になりました。例年通り、翌日には第30回日本小児外科学会秋季シンポジウムとの合同開催となります。

PSJMは小児外科に関連した、歴史と伝統ある研究会が年1回合同で開催する学術集会です。今回2014年の集会では第34回日本小児内視鏡外科・手術手技研究会、第44回日本小児外科代謝研究会、第71回直腸肛門奇形研究会、第19回小児外科漢方研究会の４つの研究会が同時開催されます。

小児外科専門医が一同に介し、診断と治療の向上を目指して数多くの研究・症例発表を行う場です。多くの小児外科医療に関連する医師が参集し、実りある成果を目指して討論する学術集会になるものと確信しております。

どうぞ、多数の演題をご応募いただき、白熱した討論にご参加いただきたいと思います。

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