- 兵庫県立淡路夢舞台国際会議場
- 〒656-2306
兵庫県淡路市夢舞台1番地
会期
平成26年10月30日(木)午後
会場
兵庫県立淡路夢舞台国際会議場
〒656-2306 兵庫県淡路市夢舞台1番地
TEL: 0799-74-1020
会長
窪田昭男(和歌山県立医科大学第二外科)
主題
招待講演
演題登録受付期間
平成26年7月1日(火)~ 7月31日(木)8月14日(木)正午
演題募集
募集を終了しました。ご登録ありがとうございました。
事務局
今回の主題は「高位鎖肛に対する至適術式-PSARP対LARRPの徹底比較」とさせて戴きました。
1982年にPenaがPosterior Sagittal Approachによる直腸肛門形成術(PSARP)を提唱した。その最大の功績は排便に関わる筋群の解剖を明らかにしたことであるが、それは従来考えられていたものと大きく異なっていました。同時に、正中切開した筋群の中心に直腸を置く術式によって良好な排便機能を得ることを示したことであります。PSARP は1985年に我が国にも導入され、次第に普及し、やがて一世を風靡するに至りました。一方、2000年にGeorgesonが腹腔鏡補助下直腸肛門形成術(LARRP)を報告したが、折からの腹腔鏡ブームと相俟って、骨盤邸筋群を切開しないこの”minimum invasive surgery”は急速に普及し、PSARPに取って代わった感があります。しかし、先頃の多施設共同研究でも明らかにされたようにLARRPはPSARPを圧倒的に凌駕する術式にはなっていませんでした。また、何れの術式も再現性が確立された理想的な手術と呼ぶには幾つかの課題が残されているように思われます。本研究会では、それぞれの術式の至らないところを虚心坦懐に振り返り、今後の術式の改良の糧とし、理想の術式が確立される一助として戴ければ幸甚に存じます。
招待講演は、PSARPの提唱者であり、これまでにPSARPを高位鎖肛に対する一期的根治術として1,554例、再手術として478例を行ってこられたAlberto Pena教授とご夫人で小児外科医のAndrea Bischoff先生を予定しておりましたが、よんどころない事情で来日できなくなってしまいました。また、シンポジウムにも参加して戴く予定でしたが、代わりにビデオでそれぞれ “ANATOMIC CONSIDERATIONS OF ANORECTAL MALFORMATIONS”- A Posterior Sagittal Perspective” と ”INDICATIONS AND CONTRAINDICATIONS OF LAPAROSCOPY VERSUS LAPAROTOMY AND POSTERIOR SAGITTAL APPROACH IN ANORECTAL MALFORMATIONS”を発表して戴きます。予め、想定質問を沢山用意し、それに対する回答を戴いておりますので、併せて報告したいと思っております。